「霞が関ビル」に熱供給。日本初の超高層ビルの環境性能に貢献。
前身の「霞が関ディー・エイチ・シィー株式会社」が、日本初の超高層ビル「霞が関ビル」をはじめとする霞が関三丁目エリアに熱供給をおこなうことを目的とし、1987年より事業を開始して以来、安定した実績を積み重ね、現在は霞が関ビルを中心にオフィスビル5棟を対象として熱供給事業をおこなっております。
プラント概要
供給開始 |
1987年3月 |
プラント設置場所 |
第1プラント 東京都千代田区霞が関三丁目3番2号 新霞が関ビル 第2プラント 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビル |
供給エネルギー |
冷水、蒸気 |
供給範囲 |
東京都千代田区霞が関三丁目の一部 対象面積:55,000m² |
供給施設 |
オフィス・商業施設など 延床面積:327,901m²
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供給能力 |
冷水:約86GJ/h 蒸気:約67GJ/h |
設備機器スペック一覧
分類 | 設備名称 | 仕様・性能 |
熱源本体 | 蒸気吸収式冷凍機 | 容量:14,630kW(980RT×2、850RT×2、500RT×1) |
ターボ冷凍機 | 容量:3,517kW(500RT×2) |
冷水チラー | 容量:352kW(100RT×1) |
炉筒煙管ボイラ | 換算蒸発量:7.2t/h×1 |
貫流ボイラ | 換算蒸発量:3t/h×7 換算蒸発量:2.5t/h×4 |
熱供給事業は、1ヶ所または数ヶ所のプラント(熱製造施設)から複数の建物の冷暖房で使用する冷・温水等を効率よく導管により供給し、地域の大気汚染防止・省エネルギー等の環境保全を図り、安定した熱供給をおこなう事業です。
1994年に霞が関ビルのリニューアルに合わせ霞が関ビル内に第2プラントを増設し、開業時の新霞が関ビル内の第1プラントと連結させ効率化を図り、省エネおよび安定供給に努めてまいりました。近年、さらなる効率化を図るため、両プラントのリニューアル(第1プラント2010年完了・第2プラント2019年完了)を実施し、順次、最新型の高効率熱源設備に更新したほか、中央監視・制御システムの更新によるICTでの各データ分析等で熱源システム運用の最適化を図り、さらなる省エネ化・安定供給による社会貢献に努めてまいります。